※学年は取材・撮影時点。

先輩の声在学生

自然保育の価値を広め、
次世代の保育者を育てていき、
保育者としての実践知を
社会に還元していきたい。

木村 友紀

大学院・子ども学研究科 子ども学専攻

2023年度入学

3年

大学院進学の動機と中国学園大学大学院を選んだ理由を教えてください。

私は25年ほど保育士として働いてきました。その中で、自然環境が子どもの成長に与える影響を実感してきましたが、保育現場での実践知が社会に還元されにくい現状に課題を感じ、大学院進学を決意しました。
中国学園大学大学院を選んだ理由は、少人数制で学べる環境であること、学費の安さ、科目等履修制度がある点です。大学院進学にあたり色々調べている中で、中田先生に話を聞いてみようと思い、その面談を通じて研究指導の方向性に共感したことも、この大学院を選んだ大きな要因です。あと、自宅から通える距離にあり、今の生活との両立が可能だったこともあります。

大学院での学びの特徴を教えてください。

私は3年間の長期履修を選択しており、大学院の授業は1週間に4コマ(90分×4回)です。少人数制で教員との対話を重視した深い学びができるところが特徴です。それ以外の時間は、論文執筆の時間や資格取得のため学部の科目等履修の受講の時間にあてています。大学院は知識の蓄積だけでなく、理念形成にも有効だと感じています。
また、社会人学生へのサポートも充実しており、学費が安価で科目等履修制度により学びやすい環境が整っています。子育て後の学び直しにも適した体制だと思います。

大学院での研究テーマは何ですか?

先程お話ししたように保育士として、自然の中で保育を行うことが子どもたちの成長に大きな影響を与えることを実感してきました。私はさくら・さくらんぼ保育を自然保育の一形態と捉え、実践知を体系化し、今後の保育の改善を提案することを研究目的とし、社会に発信したいと考えています。将来的には、私の経験と研究を通じて、自然保育の価値を広め、次世代の保育者を育てることができればと思っています。これからも学び続け、実践知を社会に還元していきたいです。

実践知の蓄積についてどう考えていますか?

私は大学でティーチングアシスタントとして保育の事例提供や授業支援も経験させていただきましたが、一番は保育現場での失敗や成功体験を通じた学びの共有が重要だと考えています。附属こども園や近隣の保育所・幼稚園などに赴いたりしていますが、その時に感じた感動体験や失敗体験が実践知の蓄積に不可欠だと思います。

保育者を目指す高校生や在学生へのアドバイスはありますか?

子どもや保育に感動する体験を大切にし、保育者としての理念を育てることが重要です。授業を通じて自分の保育観を耕す姿勢を持ち、自分の価値観を持つことが保育者としての成長につながり、不適切保育の防止や保育の質向上につながります。ぜひ、自分でなりたい保育者の理念を持った保育者になってください。

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