※学年は取材・撮影時点。
先輩の声受験体験記
永元 健士朗
大学・国際教養学部 国際教養学科
2022年度入学 総合型選抜
4年
創志学園高等学校出身
高校生活はどのように過ごされましたか?
高校ではマーチングバンド部に所属して、部活動に力を入れていました。私の高校のマーチングバンド部は県内でも強豪校として知られていて、平日は学校での練習、週末は系列の大学にある施設を借りての練習と、ほぼ毎日練習がある日々でした。夏休みも例外ではなく、ほとんど毎日その大学の施設で練習に励んでいました。
ただ、高校1年生の終わり頃から新型コロナウイルスの影響を受け、2・3年生の時には大会がビデオ審査になったり、無観客での演奏になったりと、思うように活動ができない状況が続きました。それでも、3年生では部長を務めさせていただき、部員や指導してくださる講師の先生方、そして支えてくれる保護者の皆さんのおかげで、3年連続で全国大会に出場することができました。
大学受験を意識し始めたのはいつ頃でしたか?またどのような勉強をしましたか?
本格的に大学受験を意識し始めたのは、高校2年生の終わり頃からですね。うちの高校はマーチングバンドの強豪校だったこともあって、それまでは部活動中心の毎日でした。でも、3年生になると、まわりの部活仲間も少しずつ進路を考え始めていて、自分もそろそろ向き合わないといけないなと感じました。実は、いわゆる受験勉強というものはあまりしていないんです。総合型選抜を受けることに決めていたので、試験内容は面接と書類選考だけでした。その分、面接練習にかなり力を入れました。いろんな先生方が試験官役をしてくださって、どんな質問にも臨機応変に答えられるように繰り返し練習しました。フィードバックもたくさんいただいて、その中で特に言われたのは、「自分の言葉でしっかり伝えること」と「原稿を丸暗記しないこと」。その点は意識して準備しました。
中国学園大学に進学を決めた理由を教えてください。
もともと社会の授業が好きで、最初は社会科の先生になれるような大学を中心に考えていました。そこから進路を考える中で、社会学部や地域活性化に関わる学部・学科など、いろんな選択肢を調べていくうちに、「地域活性化に関わる仕事がしたい」と思うようになったんです。中国学園大学の国際教養学部を選んだのは、地域活性化に力を入れている点にすごく魅力を感じたからです。学外に積極的に出て、地域の方々と一緒に課題解決に取り組むPBL(課題解決型学修)を重視している点にも惹かれましたし、「自分に合っていそうだな」と感じました。オープンキャンパスで、在学生の先輩が英語でプレゼンテーションしているのを見て、「すごい!」と素直に感動したことも、志望を決めたきっかけの一つです。また、通学については親から「家から通ってほしい」と言われていたこともあって、実家のある倉敷市から通えるこの大学を選びました。
実際に大学に入ってみて、どうでしたか?
自分を大きく変えるきっかけになったと思います。入学したばかりの頃は、「他の大学に行っていたらどうなっていたかな」とか、「マーチングを続けていたら…」と考えることもありました。でも、地域活性化の活動やビジネスプランの発表などを通じて、いくつもの賞をいただくことができ、自分に自信を持てるようになりました。それが前向きに物事を考える力にもつながって、今では「この大学に来て本当に良かった」と心から思っています。大学生活の中で、特に印象に残っていることはゼミの佐々木公之先生との出会いです。正直、「すごい先生だな」って思っています(笑)。大学の先生というより、社会人に近い感覚というか、実践的な視点を持っている方なんです。でも、それが逆に自分にはすごく合っていて、刺激になっています。課題はたくさん出されますし、その都度しっかりフィードバックもいただけて、「もっと頑張ろう」と思える環境なんです。さらに、やりがいもあるし、学んだ分だけ自分の成長を実感できるので、毎回の授業が楽しみなんですよね。
残りの大学生活でやりたいことは?
これからの時間で、より多くのことに挑戦し、視野を広げて、自分自身の価値を高めていきたいと考えています。これまでの3年間の大学生活を通じて、「自己投資の大切さ」を強く実感しました。国際教養学部には、英語や地域活性化、ビジネスなど、さまざまな分野に挑戦できる環境が整っていて、自分次第でどんどんチャンスを広げていける場だと感じています。だからこそ、残りの1年は悔いの残らないよう、与えられた機会を最大限に活用していきたいと思っています。ゼミの活動にも、可能な限り引き続き関わっていきたいですし、後輩への引き継ぎもきちんと行って、次の代につなげていければと考えています。また、現在取り組んでいるPR活動(YouTubeなど)についても、もっと「見える形」で発信していけるようにしたいです。動画撮影などを通じて、地域の方々にも私たちの活動がしっかり届くように工夫しながら、地域と学生のつながりを深めていけたらと思っています。
受験生へのメッセージをお願いします。
大学受験は、人生の中でもとても大きな選択の一つだと思います。だからこそ、いろんな大学を見て、自分自身としっかり向き合い、「本当に自分がやりたいことは何か」を考えて選んでほしいです。大学名だけで決めるのではなく、自分がやりたいことに本気で取り組める環境を選ぶことが大切だと思います。私自身、就職活動を通じて強く感じたのは、「どの大学に通っていたか」よりも、「その大学で何をしてきたか」が見られている、ということでした。どんな経験をして、どれだけ成長できたか、それこそが、社会に出たときに本当に問われる部分だと思います。どの大学に進学しても、自分の意志と努力次第で道は開けるし、可能性は無限に広がります。中国学園大学には、そんな皆さんの「やる気」や「可能性」を引き出してくれる環境があると感じています。受験期はつらいことも多いと思いますが、その中で全力で挑んだ経験は、必ず自分の力になりますし、一生の宝物になると思います。自分を信じて、最後まで頑張ってください。心から応援しています!
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